お風呂に入ったときに、ほとんどの人がシャワーを使用しますよね。

しかし、そのシャワーの水圧の強さによっては、肌トラブルを招く原因になることをご存知でしょうか?

今回は、水圧と肌トラブルの関係性や、肌にダメージを与えないシャワーの浴び方をご紹介します。

 

 

 

 

<肌トラブルの原因はシャワーの水圧!?>

 

お風呂で顔を洗うとき、シャワーのお湯を直接顔に当てていませんか?

確かにこの方法は、洗顔料などを一度にすすぎ流せるためスッキリしますよね。

 

しかし実は、この方法こそ肌トラブルを招く原因になります。

シャワーの水圧は、思っている以上に肌にとっての刺激が強いもの。

シャワーをそのまま顔に当てると、肌のバリア機能を保つために必要な皮脂や角質までもが落とされてしまうのです。

 

とくに、お風呂の中では肌が濡れてふやけた状態になっています。

この状態のときには角質がいつも以上に剥がれやすくなっているため、シャワーを直接当てるとさらにダメージを受けてしまうのです。

皮脂や角質が必要以上に取り除かれた肌は、乾燥してバリア機能が弱くなり、外部刺激に負けやすくなるもの。

ニキビや肌荒れ、インナードライによるテカリなどが起きやすい状態になってしまいます。

 

また、強めのシャワーを顔の上から当てている場合、顔のたるみも招いてしまいます。

とくにシャワーは毎日継続して一定時間浴び続けるもの。

シャワーを顔の上から当てることが毎日の習慣になっていると、水圧によって皮膚が下方向へ引っ張られ、肌が垂れ下がり、たるみが起こってしまうのです。

 

<肌トラブルを予防するシャワーの浴び方>

 

・シャワーのお湯を直接顔に当てない

前述した通り、シャワーのお湯を直接顔に当てるのは肌のために良くありません。

面倒かもしれませんが、顔を洗うときはシャワーを使わず、手のひらに溜めたお湯で優しく丁寧にすすぐようにしましょう。

 

・水圧を弱くして使用する

どうしてもシャワーのお湯で顔をすすぎたいという場合には、水圧をできるだけ弱くして使用しましょう。

皮膚に当たるような水圧ではなく、流れ落ちるような弱い水圧であれば肌へのダメージを軽減できます。

また、腕や足などの体の肌も、シャワーの水圧が強すぎると顔の肌と同じように乾燥しやすくなります。

バチバチと肌に強く当たるような水圧は避けて、少し弱めの水圧で体を流しましょう。

 

・お湯の温度を低くする

お湯の温度が高いと、さらに皮脂が流れ落ちやすくなります。

熱すぎるお湯は避けて、顔の場合は2830ほどのぬるま湯、体の場合は3840ほどのお湯を使用しましょう。

あくまでも顔にはシャワーのお湯を直接当てないことが前提です。

 

 

また、シャワーの設備によっては、温度設定を変えたときに水圧も変化する場合があります。

水圧が強くなったら弱めに調整して、肌にかかる負担を減らしてくださいね。

 

お風呂でのシャワーは毎日使うものだからこそ、知らず知らずのうちにダメージが蓄積されています。

 

「きちんと洗顔しているのにニキビができる」「気がついたら肌がたるんでいた」このような場合には、まず毎日のシャワー習慣を見直すことが大切です。