「頭がクサイ」なんて言うと、お風呂に入っていない不潔な人のことみたいですが、実はそうとも限りません。

日中や夜、ふとしたタイミングで自分の頭皮のニオイが気になったことはありませんか?

枕カバーを洗濯しようと思ったらなんだか臭いと感じたことがある人もいるかもしれませんね。

 

 

毎日きちんとシャンプーしているはずのに、どうして頭皮にニオイが出てしまうのでしょうか。

原因を知って対策しましょう!

 

 

 

<頭皮のニオイの正体は?>

頭皮のニオイと言えば、体臭の臭さともちょっと違う、なんだか脂っぽいような独特の嫌なニオイですよね。

あのニオイは、過剰分泌された皮脂が汚れや古い角質などとまざり合い、時間の経過にともなって酸化することで生じます。

 

もともと頭皮は皮脂の分泌が多いところ。額から鼻にかけてのTゾーンは顔の中でも皮脂分泌が多いことで知られていますが、頭皮にはTゾーンのおよそ2倍の皮脂腺があります。

ただでさえ皮脂腺が多い部分に、さまざまな要因が加わることで皮脂の分泌が過剰になることが頭皮のニオイの原因だと言えるでしょう。

 

<頭皮のニオイ3つの原因>

 

では、具体的にどんなことが頭皮のニオイの原因となっているのでしょうか。

主なものを3つご紹介します。

 

(1)加齢

若いころは気にならなかったのに、30代ぐらいから頭皮のニオイが気になりだしたという方は多いと思います。

これは加齢によるホルモンバランスの変化が大きな原因です。

女性ホルモンの一つ「エストロゲン」には皮脂の過剰分泌を抑える働きがあるのですが、エストロゲンの分泌量は30歳頃をピークに徐々に減少していきます。

これにともなって、皮脂の分泌が過剰になりやすく、頭皮のニオイも生じやすくなってしまうのです。

 

(2)誤った洗髪方法

ニオイが気になると「しっかり洗わなくちゃ!」という気持ちになりますが、あまり洗浄力の強いシャンプー剤を使用したり、過剰に洗いすぎたりするのは逆効果。

必要な皮脂を落としてしまって、かえって皮脂分泌を活発にしてしまうことにつながります。

 

また、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しにも気をつけたいところ。

髪にヘアケア剤の成分が残ると、皮脂とまざり合って嫌なニオイを生み出す原因に!

 

(3)ストレス、生活習慣の乱れ

ストレスがニオイの原因と言われてもピンと来ないかもしれませんね。

でもストレスは、ホルモンバランスに大きな影響を与えることが知られています。

ストレスを受けると男性ホルモンの分泌が盛んになるため、皮脂分泌が過剰になりやすいのです。

 

また、過度の飲酒や睡眠不足なども自律神経のバランスを崩し、皮脂分泌を活発にさせることがわかっています。

油っこいものや甘いものの食べ過ぎにも注意しましょう。

 

頭皮のニオイの原因についてご紹介しました。

年齢によるホルモンバランスの変化は避けられませんが、洗髪方法や生活習慣については見直して改善することができますよね。

 

参考にして、皮脂の分泌を正常に保つように工夫してみてください。